へんな夢みた。
バイトをしている。以前学生時代に働いたことがある飲食店なんだが、あの店俺が辞めてすぐに潰れなかったっけ。まあいいや。
そこの店では現在、有名な大御所俳優が常連となっていて、その人が来る日には我々従業員になにか無礼なミスがあるとあとでオーナーにせっかんされるのでこわいよう。しかしそんな素晴らしい店にはひとつ重大な問題があり、店のつくりや雰囲気はいいのに、肝心の料理があんまりおいしくない。この日もやってきた俳優は、耐え切れなくなったのか、我々店の者に向かって「おい店員さん、うまいもん食いに行かねえか」と言い出し我々はその店の制服を着たままどこかの高級料亭みたいなところに連れて行かれてしまうのであった。
しかしその料亭はシベリアにあり、シベリアはおりしもブリザード真っ最中であった。ものすごい風の音が外から聞こえてきて、そんな中で日本料理をいただいてもなんだかやっぱりおいしくない。それに、たった一人で置いてきぼりにされてしまったバイト先のオーナーは今頃日本で唖然としているだろう。帰ったら怒られるだろうなーと途方に暮れているうちに目が覚めた。
