せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

桜って

なにがそんなにいいんだろうと思ったけど最近はあれだな。花ひとつでも可憐でかわいらしいのだけど、それが5、6個、ほそい茎でまとまって枝にくっついてるじゃない。で、一本の枝にいくつもそのまとまりがついてて、その枝もたどっていくともう少し太い枝につながってて、それが幹にたどりつく。で、太い幹が地面にしっかり根を張ってる。一本の木にいくつくらい花がついているんだろう。ものすごい数だよな。
で、その太い幹が、普段何も考えずに歩いている道沿いにぐわーーーーっと立ち並んでいて、ほんと普段はまったく意識しないその界隈が、開花の時期にはぜんぶ全身全霊で春色なんだよな。一面の菜の花とか、綺麗に整ったチューリップの花壇とかももちろんすばらしいのだけれども、あの、ひとつひとつがより大きな何かにつながっていて、地面にしっかりと根を張った幹につながっていて、そしてそれらが同じ地面から何かを吸い上げて生きているんだ、ってかんじがいいんだよな。