へんな夢みた。
駅のホームに停まった車両で、ずいぶん長いこと発車を待っている。事故か何かでダイヤがとても乱れている。
ドア開閉ボタンがついているし行き先が橋本なのでたぶんJR相模線だと思うんだけど、なぜかその駅は静岡県内にあった。
一緒にいた母が「乗り換え確かめといて」と言って電車を降りてしまう。ぬくぬくシートでまどろんでいた俺を乗せたままやがて発車。がしかしダイヤ乱れのためか行き先がいつの間にか変更されており、列車は反対方向へ走り出す。そんなバカな。のみならず車両の構造までトランスフォームしており、俺が乗っていた列車はなぜかモノレールになっていた。
モノレールは大きなカーブを描いて山を登った。突如視界に大きな大きな満開の枝垂桜が現れ乗客はなんともいえないといった響きのため息をもらす。これは神奈川県内、小田原は長興山紹太寺の桜だ。ということはこのモノレールは小田急線か、しかしあの桜の目の前にモノレールの軌道なんてあったっけかと首をひねるが、もはやモノレールはさらに進化してロープウェイになっていた。このロープウェイはきっと大涌谷まで続いているに違いないと確信する。
ロープウェイ大涌谷駅のふもとにいつの間にか商店街ができていて、ヒョウ柄やショッキングピンクの服を着たおばちゃんたちが楽しげに歩いていた。ひとりに呼び止められ世間話をしているうちに目が覚めた。
