せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

晩飯

ミネストローネの定義がよくわからない。昔学校さぼってファーストキッチンで頼むのはこれだった。ベーコンと玉ねぎと人参とがみじん切りになって入っている透き通ったトマトスープがミネストローネなのだと思っていた。
その後、イタリアからやってきた歌手のロザンナのイタリア料理本を見たのたが、そこで紹介されていたミネストローネは、ミキサーで具を完璧に破砕していて、ファーストキッチンのミネストローネのような赤く透き通ったものではなくポタージュみたいな見た目だった。しかもあらゆる食材の色が混じって紫色っぽかった。
ロザンナは「日本のミネストローネはイタリアではミネストリーナ!」みたいなことを言っていたのでまあ、イタリアの、少なくともロザンナの食べていたミネストローネはそっちの不透明などろどろ系スープなのだろう。

Wikipediaの解説通り、イタリア語で「具沢山」という意味らしい。そうそう。ロザンナも言ってた。

こちらのサイトには「ミネストリーナ」「ミネストラ」「ミネストローネ」という、3つの名称について書かれている。具が多いと「ミネストローネ」、逆は「ミネストリーナ」という風に呼びわけをしているわけだな。ホームホーマーホーメスト、みたいな。いやこのたとえはたぶん間違っている。
そうか、ロザンナは要するに、「日本のミネストローネはちっとも具沢山じゃないよ!」と言いたかったのだな。確かにファーストキッチンのミネストローネはほっとくと具が全部紙カップの底に沈んで姿が見えなくなった。
ということは今日俺が作ったミネストローネは、ちゃんとミネストローネですやった。キャベツを入れすぎてむしろ汁気が足りない。