せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

TAKE ME

春の足音ズシンズシン。
そうか春か。春といったらリリカルですよ。リリカル。荒地の真ん中に枯れ木がぽつんと立っていて、みなに石もて投げつけられて嘲笑われたりとかしてた。でもある日妖精さんがやってきて自分の肩にとまりそこに巣を作り始める。彼女に去って欲しくなかった彼は、ふと気づいて自らの体に眠っていた力を呼び覚まし芽吹き葉を茂らせ彼女に住みかの材料を提供する。「ぼくをお取り」と。やがて枝は花芽を身にまとい、あふれんばかりの歓喜の彩りの集合体となり、荒地だった周囲もすっかり緑に包まれみながその美しさに心を揺り動かされ木のもとに集う。春。「あれが来たんだよ、春」
ってこれはナガノマンガの秀作ショートですね。気になる人は読んでみるといいと思います。つか読め。

「ぼくをお取り」てのが与える愛だとすれば、母と子の間にもその言葉は形を変えてあらわれているわけで。ナガノ自身が母であるからして、そしてそれ以前に当然子であるからして、どちらかというと母子を描いた話のほうがリアルチックに胸に迫ってきたりするんだよな。「さかなちゃん」のラストとか、あとタイトル忘れたけど「おかあさん」で終わる作品な。女性誌向けの作品だったがあれは泣いた。「私をお食べなさい」あれも砂漠の真ん中の、「Take me」なのだった。生まれてくる子の側から描くと、「すみっこのなんか」になるのかいな。
んでそんな2006年度イッツザタイムオブリリカル嗜好シーズン爆発5秒前な俺は酔っているのでピノ食ってから寝る。