せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

フランダースの犬終わっちゃった

ルーベンスが出てくるところでつい泣いてしまったんだが、そこから先が映像的にどうもベタすぎてあれだった。あまりのベタさに、もしかして結末は全然違うハッピーエンドに?とかありえそうもない期待を抱いたら、やっぱり死んじゃうのか・・・。ネロの、誰からも愛されていないという訴えに「心の目をひらいて」とか言っておきながら*1、やっぱり連れて行っちゃうんじゃないかルーベンスさん。ひどいやルーベンスさん。
※追記
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/dvd/B00005H3HP/503-1807584-7007958
この映画、原作の通りにネロが死んでしまうバージョンと、原作と違うハッピーエンドバージョンの2つがあって、アメリカではハッピーエンドバージョンが、日本では原作通りのバージョンが公開されたそうな・・・
http://www.imdb.com/title/tt0160216/
ここのレビューにも、家族で見られる素晴らしい作品、という賞賛だけでなく「1959年公開の悲しい物語のほうがよかった!」「原作と違う!」「日本のアニメ版のほうが好きです」という不満の声が結構出ているなあ。
個人的には、ああ、楽しい思いをしたいな、というやや逃避的な気分のときに映画を見るたちなので、悲しい映画は極力観たくないんだけども*2、原作に忠実かどうかはおいといて、アニメ版「フランダースの犬」がもしも普通にハッピーエンドだったら、ここまで多くの日本人の記憶には残らなかったんじゃないかと思う。ベルギーに日本人観光客向けネロ少年の銅像も建たなかったかもしれない。

*1:それともあれは「天国のお前の母さんだけは愛してくれているよ」という意味だったんだろうか。だとしたら悲しすぎる

*2:ちなみに今まで観たなかで一番後悔したのが「ダンサー・イン・ザ・ダーク」だった