せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

トリエンナーレ

中華街に寄って、もつ粥に刺身ぶち込んで食べてから行ってきた。そして今度こそ、埠頭の先のメイン会場へ続くプロムナードを歩いて通った。
雲ひとつない快晴。やや強めの風にひっきりなしにはためきざわざわと音を立てる白と赤の旗たちと、その向こう側でかがやく空の青。マンセー!これが見たかった!
プロムナードの手前に改造を施された艀(はしけ)が停泊していた。そして傍らには警備服を着た初老の男性。これも展示物で、中に立ち入りできるというので乗ってみた。
艀本来の姿がどういうものなのかよく知らないのだが、船底に白い砂利が敷き詰められて、唐突にソファがいくつも置かれていたりして、非常に不思議な空間。実際にはこの「展示物」そのものよりも、この中で行われるレクチャーなどの催し物がメインらしい。ソファに座って、温室のようなビニール張りの屋根から空を眺め、しばしぼーっとする。皆埠頭の先端を目指してここには気づかず通過してしまうのか、他に人はほとんど入ってこない。ここが今回の最大のなごみポイントであった。
警備のおっちゃんは「3号と4号の上屋(メイン会場。上屋というのは要するに通関待ちの貨物の置き場所のこと)は撮影禁止だけど、ここは大丈夫ですよ」と言ってくれたので、この艀の中のようすやプロムナードなどの写真を撮りまくったが、金を払って見に入る場所なので、涙を飲んでここにあげるのは我慢します。
代わりに、外から見えるプロムナードの様子。

今日も九官鳥のキューちゃん(勝手に名前付けてる!しかも超ありがちすぎる名前!)は、元気でした。超なごんだ。
前回来たときには埠頭先端にずらりと並べられていた白いデッキチェアは今回多くが撤去されていた。ガーン!やっぱり寝る人続出で困ったんだろうか。中庭の赤いデッキチェアは健在だったので、空を見ながらまた昼寝をする。いや、体力のない自分は、メイン会場を半分ほど見て回るだけでもうぐったりなのですよ。寝させておねがい。
というわけで体力を削られながら、帰りにはまた中華街に足を運んで清風楼のシュウマイを買って帰ってきたのですが、2回目ともなると自分の好きな展示物というのがどんなものかだんだんわかってきたような気がします。よし、また行くべし。