軍港めぐりに大満足したあとは意気揚々と三笠公園を後にしてドブ板通りを経由して、第二の目的地へ向かう。そうそう、横須賀になぜかわしたショップができていたのでびっくりしました。なぜ横須賀に？基地つながりですか？
汐入方面へ歩き、ショッパーズプラザへ。寿司屋で軽く腹ごしらえをしてからヒューマックスシネマ*1で昨日から公開されている「亡国のイージス」を観てきました。以下、たいしたことは書いてませんがややネタバレなのでご注意。
感想としては「うおー面白かった」なのですが、直前まで原作を読んでいたせいか、つい無意識にそちらと映画を比較してしまっていたようです。危険な任務の中で自らの声を失った工作員ジョンヒについてのエピソードがほとんど語られていないんで、原作を読んでいない人には「なぜいきなりこんなまねを？」とか「あの傷の意味するところは？」などなど謎めき度がアップしてしまうのではないかと。あ、それが狙いなんでしょうか。でもあんまり謎だらけだと「この女性の登場した意味自体がよくわからん」ってなことにならないかと。あと自分は「浜スタ？つうかなぜベイ？まさか二人は佐伯ファン？」とかわけのわからない想像をしてしまいました。
原作では登場人物ひとりひとりの過去や経歴、それぞれ抱える苦悩などが丁寧に語られ、それが常軌を逸した事態の中でかれらが取る行動の裏打ちとなっています。それがかなりはしょられる分、映画は原作とはまた違った印象を与えてくれます。物足りない、といえばその通りですが、一方で文章を読むだけではどうしても頭に浮かびづらかった、専門用語の飛び交う特殊な状況の描写が、映画を見ればすっと理解できたのはありがたいところです。映像化の限界と恩恵ってのを同時に感じました。
ほかに超個人的感想としては、「死人の数が全然違うですよ！」「アレの中身は実は、ってオチは映画ではナシなのかYO！」など、色々ふつふつと出てくるのですが、野暮なことを言い出すとキリがないのでやめときます。だってやっぱり面白かったですから。
つうかこれだけ言わせてください。
メガネ艦長萌え！
*1:全然関係ないけど、ヒューマックスシネマだかヒューネックスシマネだか時々わからなくなる。
