せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

日記帳

帰りに買い物をしていたら、紙の日記をつけるのにちょうどよさそうなノートがあったので、手にとってみた。ほどよく小さくてほどよく厚い。以前愛用していたノートたちとちょうど同じようなタイプだ。
毎晩毎晩、ノートをカリカリと擦っていく鉛筆の芯の手ごたえが自分の右手の人差し指と中指を伝って自分を知らず知らず微笑ませる、そんなひとときを思い出して一瞬心が躍ったのだけれど、今の自分が、WEB日記と違って誰にも見せることはないだろう、と想定して書き始める日記が、いったいどんな内容になるだろうか、ふと想像したら心底ゾッとしてしまい、ノートを元の場所に戻してその店を離れた。
別に知り合いや特定の誰かに読んでもらうつもりで書いているわけではなくても、誰にでも読めるような開かれた場所で書いた日記というのは、それなりに自制が効いているものなのだなと、WEBで日記をつけはじめてから6年近くも経ってやっと実感した。当たり前のことなのかもしれないけれど。でも、それは自分にとって、本当にいいことなのか?誰かに読んでもらうために書いているのか?誰かに自分についてのもろもろを知らせるために日記を書いているのか?それとも自分だけのために書くのか?なら、それこそチラシの裏でいいんじゃないのか?もうわからない。
だからそのうち紙の日記帳に戻って、書きたいことをなんでも書こうと思った。