神奈川県民3人で築地へGo。着いたのは10時少し前で、やはり目当ての店には行列ができていたが、さすがに先日ほどの長さではなく30分ほどで入店。同行の二人は穴子のやわらかさに感動していたが、自分としてはヅケの味が一番記憶に残った。ものすごい盛りの雲丹の軍艦が出たけれどこちらにはあまり心が動かず。不思議。おまかせ3000円、後ろを振り向けばまだ食べ終わらないのかと急きたてるような視線がガラス戸越しに店外から降り注ぎ、のんびりつまんでいると次々と握りが目の前に置かれていく、そんな慌しい状況ではあったが喜んでもらえたのでひと安心。でもまあ、二人とも気を使ってくれただけで、おいしかったけど、ゆっくり食べたかったと思っているかもしれない。場外の店をひやかしながら歩くも、3人とも腹12分目まで食べまくってしまい、店先に並んでいるマグロのサクやさつま揚げを見るだけでげっぷが出そうになり、早々に退散。
タクシーで佃島へ。探していた品は見つからなかったが、腹ごなしにいい匂いを嗅ぎながらのんびりと歩く。満腹でも佃煮の匂いは鼻腔の奥に心地よかった。
月島へ出てひと休みしてから、大江戸線で門前仲町へ。深川不動へ詣でる。おみくじは大吉。待て、どうしてこの状況で大吉なんだ。これが自分にとってベストコンディションなのか。おかしい。凶だったらまだ自分を慰められるのに、と、いいくじを引いたのに素直に受け止められない自分にはそのうちバチが当たるに違いない。本堂に上がりこみ、無数の菩薩や如来の像が並ぶフロアを見学し、祈祷の声や太鼓を聞きながら、いつもと違う休日午後のひとときを神妙な気持ちでかみしめる。
コーヒーショップで再びひと息入れ、月島へ戻ればもう夕刻。もんじゃのカエシを片手に結婚準備にあれこれと動き始めたメンバーの近況を語り合う。ベビースターと餅とチーズが最強。
早起きしたうえ最初に食べた寿司のボリュームにやられたのか、はたまた日頃の運動不足のせいか、皆バテバテ。明るいうちに有楽町線に乗り込み月島を後にする。このメンツで秋にはバス旅行に出ることになりそうだ。紅葉狩りのパンフでも漁ろうか。