世界遺産に登録されている仁和寺という寺でボヤが相次いだらしい。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005061900063&genre=C4&area=K1H
仁和寺ってなんか聞いたことあるんじゃないかい、とからっぽの頭をカラカラと振ってみたら、確か学校に通ってた頃に古文の授業に出てきたということに気がついた。どんな話だったっけか。
で、回らない頭をフル回転させてみると
仁和寺のお坊さんたちが夜中にそばがきをうまそうに食っていて、部屋の隅っこでは寝たふりしてる子供が起こされるのを待っているんだけども、そこへ外出していた別のお坊さんが『猫又よや、猫又よや』と顔面蒼白でアワ食って帰ってきたので場がワヤになる
というよくわからないストーリーがアウトプットされてきたのだが、ネットで調べてみたら「徒然草」と「宇治拾遺物語」にある3つの話が頭の中で混じっていたということが判明した。
- そばがきを食ってたのは仁和寺じゃなくて比叡山延暦寺のお坊さん(宇治拾遺物語「児とかいもちひ」)
- 猫又に遭遇したと勘違いしたのは仁和寺のお坊さんじゃなくて行願寺の近辺に住んでいた人だった(徒然草「猫また」)
では自分が昔授業で習った文章に出てきた仁和寺のお坊さんはどんな人だったのかというと
- 岩清水八幡宮というところに詣でようと出かけてみたのだけれど、山の上にある本殿の存在を知らず、麓に点在する小さな社などをそれと勘違いしたまま、こんなものかと思って帰ってきてしまう(徒然草「仁和寺にある法師」)
という人だった。つうか、同じ古文の授業だからって記憶混ざりすぎ。