せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

おにぎり

今日は出勤してみて初めてものすごく自分がローな状態になっていることに気がつきました。自分の苦手なとある人間が今日に限って会社にやってきていて、その人間が空気も読まず嬉々として「かまってかまって〜仕事なんかしてないでかまって〜あたしにかまって〜」とアピールするのを見ていたらすべてがむなしくなって、気がつくと、会社の人と打ち合わせをしている最中だったのに涙が止まらなくなっていました。
打ち合わせというか作業の指示を受けていたところだったので、相手がいつの間にか鼻水たらして静かに泣いているのでその人は当然ものすごくびっくりして慰めてくれたのですが、話の内容に問題があったのかと申し訳なさそうな顔をしていたので申し訳なかったですこちらこそ。
とりあえず化粧がアイブロウを除いて全部落ちたので、トイレに行って上からファンデーションを塗ったらまるでよく寝かせた馬鈴薯で作ったアツアツできたての粉ふきいもの表面のような見た目になったのでびっくりしました。これは一体本当に人間の顔なのかと思いました。しかも頬のあたりにマスカラの滓が点々とついていて、粉ふきいもに黒胡椒をかけたようになっていたので、絶望を通り越して笑いがこみあげてきました。口紅を塗り直したらやっと人の顔らしく見えました。
ためしに鏡に向かって笑ってみたら、鏡の向こう側には気味の悪い木偶の坊がニヤついていたので再び心底泣けてきました。
涙を目にためたまま昼休みになりました。ロッカーへ行き、冷凍おにぎり(自然解凍中)の入った鞄を取り出して休憩室へ向かったのですが、食欲がわきません。しかたないので無人の会議室にこもって続きを泣きました。涙がねばついているような気がしました。
しばらくしてからやっと、どうして自分が泣いているのか疑問に思い始めたのですが、それと同時に「これ以上泣いたら目が腫れる」とか我に返って鏡を見ると、白目が真っ赤に充血していてまるでホラー映画みたいだったので、これは人さまに見せられない状態だと途方に暮れ始めたときに、鞄の中に入れっぱなしだったおにぎりのことを思い出しました。
そうです、おにぎりで目を冷やすのです。
おにぎりはだいぶ解けてきていましたが、それでもアイスノンなみにキンと冷えていて、眼球とその周りの皮膚のほてりを鎮めるには十分でした。昼休みの無人の会議室で、自分はラップに包まれた冷凍おにぎりを左目と右目と交互にあてがいながら、ぼんやり時間を過ごしていました。そのおかげで午後は普通に仕事を片付けることができました。
それからさっき打ち合わせをしていた相手の人に心配をかけたことを謝りました。おにぎりはその後、夕方の休憩のときに電子レンジで完全に解凍して、あつあつの湯気が立ったところをおいしくいただきました。おにぎりって素晴らしいと思います。